第133章 この人はきっと重要だ

「ああ、私は大原グループの部長だが、大原社長と呼んでくれればいい」

「実はね、我々大原グループは海外で機械知能を扱う会社なんだが、今日君たちの記者会見を見てね。いやあ、大いに興味をそそられたよ」

「どうだい、私と手を組む気はないかね?」

男はそう言って高笑いした。福田祐衣は片眉を跳ね上げた。確かにこの大原社長、妙な訛りがあると思ったら、まさか日系人だったとは。

向こうから持ちかけられた提携だ、福田祐衣に断る理由はない。

彼女は笑顔で応じた。

「もちろんです! 大原社長、私どもとのマーケティング提携をご希望ということは、国内市場の開拓をお考えなのでしょうか?」

何しろ、安宇グルー...

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